コーチングという小さな旅
ライフコーチングと聞いた時、「知ってるよ」と思われた方や、コーチングの恩恵にあずかった経験のある方は、少しずつ増えています。
しかし、「コーチングって何?」「カウンセリングとどう違うの?」と思われた方の為に、少し、ご紹介したいと思います。
コーチという言葉は、駅馬車などを指すステージコーチなどから転じた言葉なんだそうです。
今の地点から目的の地点に達する乗り物を意味するんですね。
「マイホームを買いたい」とか「5キロ痩せたい」とかの『目標』に到達する為の「乗り物」がコーチングとイメージすればいいかもしれません。
コーチの御者は、あなたです。
カウンセリングとコーチング
「カウンセリングと、どう違うんですか」という質問、よく聞かれます。
スポーツのコーチングを例にとります。
是非テニスが上手になりたいと思っているとします。
テニスは初心者、でも「いつか上手になってゲームができるようになりたい」
こう思うことは、別に病気でも心の問題があるわけでもないですね。
「精神的な心の問題を解決」の心療内科のカウンセラー(またはセラピスト)は、メンタルな面に集中します。
「テニスをしたいのに、テニスコートに行くたび体の震えが止まらない」
「試合に行くたびに気持ちが悪くなる」
こんな場合は、カウンセリングが助けになります。
では、コーチング
テニスのルール、バックハンドのグリップ、体の構え方など、本やインターネットで独学もできます。
でも、熟練したコーチが
「こういう風にやったらどうだろう」
「今のはよかったよ」と声をかけてくれたりします。
レベルにあったチャレンジを段々と紹介してくれます。
すると、
「これでいいんだな」
「今のは失敗だったんだな、もう一度やってみよう」と、励みになったり、矯正して行ったりすることができます。
コーチングも同じようなプロセス。
このプロセスは、ちょっとした小さな旅と考えてくださったらいいかもしれません。ご自分にあった駅馬車に乗って、行きたかった目標に向かう小旅行。
コーチングにおけるスタンスは、クライアントであるあなたに「問題がある」のではなく、ライフ、ビジネス、人間関係などで「目標がある」というスタンス。
ここがカウンセリングとコーチングの一番の違いです。
ライフコーチ、つまり「生き方」のコーチというのは、あるようでない。
学校で「ライフコーチ」として習うというわけでも、
親兄弟、または職場の先輩、上司などからあえて
「こうやって生きて行くんだよ」と言われるわけでもなく、
失敗したり、躓いたりしながら、少しずつ体得していくという場合が多いのではないかと思います。
コーチは、今あなたが乗ろうとしている馬車に一緒に同乗しますが、
行先を決めるのも、たずなを取るのもあなたです。
行先が決まったあなた、いや行先から決めていこうとしているあなた、本当のあなたを発見するコーチングの旅に出かけてみませんか。
コーチングのプロセス
コーチング、実はそんなに難しいプロセスではありません。自分の為の時間を見つける、自分がやりたい事をやる、目標に向けて少しずつ、一歩ずつ前進していく、コーチングの基本線はそれだけです。
1)自分はこうありたい
2)今いる自分はここ・これ
3)じゃあ、こういうことをしよう
本当の自分、一番素敵な自分を再発見していただくのがゴール。
自分をもっと好きになろう
これが私とあなたとの合言葉です。
コーチングを受けながら、自然とコーチングの手法も学び、さらにご自分や周りの方々をセルフコーチングできるようになれば、それがコーチとしての最高のご褒美です。
さあ、あなたもこの素晴らしいコーチングをためして、
しなやかに、さわやかに、そしてしたたかに人生を楽しみませんか。