#93 ビジョンクエスト

ネイティブアメリカンの多くの部族にはビジョンクエストという通過儀式(儀礼)が伝わっています。若者が大人になる前に通らねばならない道で、通過儀礼はネイティブアメリカンに限らず、世界のあちこちの文化にある風習です。それは幼児期を過ぎた子供が一旦疑似的な死を迎え、人生の目的を再確認して再生するという意味を持つ大切な儀式なのだそうです。ビジョンクエスト体験を通じて、自分の人生の意味のビジョンを受け取ったマークさんのお話です。

#92 He, She, They

男性の約3万人に一人、女性の10万人に一人が、生まれた時の性は自分が心理的に感じる性とは異なるという意識を持った人々であると言います。世界の文化でこうした人達は歴史的にも存在していました。オレゴンのジェイミー・シャウプさんは、アメリカで、男性でもあり女性でもある非分別性と認められた初めてのケースになりました。

#91 トークストーリー

人間の幸福追求を研究している心理学者のエミリー・スミス先生は、「人は幸福を追求している限り

本当の意味の幸せにはなれないものだ」と説明します。幸せの青い鳥を探し続ける私たちは、結局のところ、自分の今持つ幸せを味わえていない事になります。ハワイの人々の在り方から、私たちは学ぶことがあるようです。例えばトークストーリー、自然と環境を自分を超越したものとして意識する生き方、他人にアロハを広める事が、ハワイの島々に暮らす人々の生きがいにつながっている、追及をしなくても、幸せはおのずとやってくるものだと。

#90 マザーハグ

「一人一人、人間は大切なんだよ。それを知らせてあげなさい」、ジェイソンさんのお母さんが亡くなる前に言い残した言葉を胸に、ジェイソンさんは「フリーハグ」を始めました。街中で、ビーチで、商店街で、知らない人にでも 心のこもったハグを広める。人は大切な存在であることを態度で示す、その運動は世界中に広がりました。著者も二人の母から「マザーハグ」の力をもらいました。

#89 生涯で最も幸せな日

私達の脳は、現実や環境の出来事を脳で一旦プロセスし、世界を見るレンズを作り出し、それによって見ているとハーバード大学ポジティブ心理学研究家のショーン・エイカ―先生は言います。私たちの幸せを決めるのもこれと似たメカニズムが働くようです。幸せとは、遺伝子や環境が決定するのではなく、意志と脳の働きで決定できるもの。また、成功したから幸せ度が上がるのではなく、幸せを感じると成功環境が整うとエイカー先生は説明します。人生で最も幸せな日とは。。。

#88 大地が見ているよ

「日本、インドネシア、ティモール、みな同じなんだよ。 人類はひとつの兄弟なのさ。

父もひとり、母もひとり、大地の子ども 憎んじゃだめさ、叩いちゃだめ 戦争は過ちだ、大地が怒るよ」

3人に一人の犠牲を出し、インドネシア軍事統制下の虐待を耐えた東チモールのご老人の言葉です。大地を敬い、自然を大切にするチモールの人々はまた、微笑みと歌と踊りを絶やさない人類の智慧を持っている人達でもあります。日本人女性監督が、音楽溢れるドキュメンタリー映画を通して問いかける人間本来の在り方とは。

#87 7200秒

十代の甘酸っぱい恋が、ある日突然苦しみと悔恨の一夜に転じてしまった。。。アイスランド人のソルディスさんとオーストラリア人のトムさんに起こった16年前のデイトレイプは、この事実に正面から向き合った二人の勇気によって、癒しと世界へのメッセージと転じます。被害者であり加害者でもあり得る人間に、強く訴えるある男女のストーリー。

#86 心に届く言葉

催眠療法は、たった一回の施術でも深い意識に到達する事ができると、体の疾患の回復が可能になる事があり得ます。心の苦しみを体が訴えていたある女性は、心に届く言葉で、転換障害という病気を克服しました。

#85 マンハッタンの山と谷

ジャマイカからの移民トーマスさんは、英語は母国語として話せても文字が読めない非識字者、つまり文盲でした。「読めない事は恥じゃない。読めない事を隠したり、読もうと努力しない事が恥」と言う奥さんに励まされて、アルファベットを子供のように一文字ずつ学んでいきます。留学生だったリテラシーのボランティア教師が、文盲のトーマスさんに反対に励まされるお話です。

#84 あるダンサー達のラブストーリー

盲目のその人は「ダンスを教えて」と頼みました。サルサを踊った二人はあっという間に深い恋に落ちます。たとえ盲目であっても世界中で冒険をこなしたアイルランド人のマークさんは、落下事故による下半身不随という次のチャレンジに向き合います。チャレンジに向き合うマークさんの傍にはいつも恋人のシモーヌさんがいました。不可能を鵜呑みにしない二人の新しい冒険の場所は、ライフサイエンス分野。二人はいつの日かダンスを踊る日が来ることを疑いません。

#83 チャック先生

少年たちにも礼儀正しく、ユーモアを持って接したチャック先生は古き良き時代の教育者でした。47年間の教師生活を通じて若い人達が、よりよき人生に向かう手伝に、一生をかけたハワイの一人の高校教師のお話です。

#82 海と波と一つ

白血病の宣告を受けた幸さんこと玉野幸也さん。長年のサーファーです。ニューヨークで寿司シェフとして築いたキャリアを振り返り、本当に好きな事をするために思い切って居を移します。海と波と一つになるサーファー達に最高のサーフボードを届けたい、闘病後、こだわりと職人芸で自分の人生を選択する幸さんのストーリーです。

#81 トラウマと成長

戦争体験、自然災害、事故、犯罪、虐待など、著しい苦痛や生命の恐怖を伴うトラウマを体験しても、トラウマ後のストレス障害に陥らない人がいます。むしろ、トラウマ経験が人間的成長を促すものとして、この現象を、心的外傷後人間性成長シンドローム」英語ではPost-traumatic Growth Syndrome(PTGS)と呼びます。ノースキャロライナ大学教授のリチャード・テデッシ教授とその研究チームが提唱している概念です。

#80 10% Happier

パニック発作は、脳内神経伝達物質間のバランスが崩れる事により、予期しない時、突然、呼困難、手足の震え、窒息感、めまい、嘔吐感などを経験する脳内ホルモンのバランスの崩れによる病気だそうです。売れっ子ニュースキャスターのダン・ハリスさんはテレビ放送中にパニック発作に襲われます。ハリスさんが辿った道は、自分の頭の中のおしゃべりに耳を傾けてみる事でした。

#79 亜麻色の髪の乙女

サブスタンス・アビューズの勉強を続けていて、ハワイで多くの素晴らしい人達に会う事ができました。それは、けっして名声がある、素敵なbeachハウスがある、ユニークな事をしているという意味の素晴らしさではありません。ほとんどが名もない人びとで、問題を抱えた普通の人びとです。素晴らしさはその人達一人一人が苦しんでいる事。でも、その苦しみを乗り越えて、人の苦しみにも心を開いている事。自分の苦しみも人の苦しみをも少しでも癒そうとしている姿の素晴らしさでした。

#78 ひび割れた水瓶

ひび割れのある水瓶は役立たずなのでしょうか。それとも、ひび割れがあっても、それが欠陥なのではなく、その水瓶にしかできないお仕事があるのでしょうか。完璧である水瓶は水をそのまま入れて運ぶ事は出来ても、こぼれた水によって道端の花を咲かせる事ができるわけではありません。

#77 観音様の手

観音様の正式名は観世音菩薩、または観自在菩薩というのだそうです。観音の「音」とは世の人の「苦しみの声」の事です。私や貴方が他人の苦しみを感じる時、知らずに相手に心を寄せる時、不愉快な事をされた相手を許す時、独りぼっちを感じている人へ電話やメールを送る時。知らないうちに観音様が登場して、私達もいっとき観音チームに参加するチャンスを与えてくださっているのかもしれません。

#76 フォーギブネス

英語の許すという言葉forgivenessの語源はラテン語で、「完全に与える」という意味があるそうです。

ひどい事をされた、それを受けた自分は被害者だと考える選択肢と、被害者という概念を存在させないという立場があるとする考え方があります。許しという完全に与える行為で得られるものは、被害者意識を超えた本当の意味の与える行為、自分への許しなのです。

#75 インナー・チャイルド

ヒプノセラピーで内面に残っていると考えられている小さな子に向き合うプロセスを「インナー・チャイルド・ワーク」と呼んでいます。インナーチャイルドは大人のあなたの体の中に閉じ込められている「内なる子供」です。体と年齢は大人になっても私達の中には小さなチャイルドが、大人になったはずの私達の行動に無意識に影響を与えているという考え方です。

#74 心のくせ

「なくて七癖」、心の癖も、自覚がない事が多いもの。習慣が癖になると、「それをしないではいられない」という状態に発展するようです。心の癖も同じです。自分の気持ちや心の動き、行動のパターンが見えてくると、気づかないうちに習慣となり心の癖となっていた事が、相手や自分の心をずいぶん狭めていたと気づくきっかけになるかもしれません。

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