#86 心に届く言葉

催眠療法は、たった一回の施術でも深い意識に到達する事ができると、体の疾患の回復が可能になる事があり得ます。心の苦しみを体が訴えていたある女性は、心に届く言葉で、転換障害という病気を克服しました。

#85 マンハッタンの山と谷

ジャマイカからの移民トーマスさんは、英語は母国語として話せても文字が読めない非識字者、つまり文盲でした。「読めない事は恥じゃない。読めない事を隠したり、読もうと努力しない事が恥」と言う奥さんに励まされて、アルファベットを子供のように一文字ずつ学んでいきます。留学生だったリテラシーのボランティア教師が、文盲のトーマスさんに反対に励まされるお話です。

#84 あるダンサー達のラブストーリー

盲目のその人は「ダンスを教えて」と頼みました。サルサを踊った二人はあっという間に深い恋に落ちます。たとえ盲目であっても世界中で冒険をこなしたアイルランド人のマークさんは、落下事故による下半身不随という次のチャレンジに向き合います。チャレンジに向き合うマークさんの傍にはいつも恋人のシモーヌさんがいました。不可能を鵜呑みにしない二人の新しい冒険の場所は、ライフサイエンス分野。二人はいつの日かダンスを踊る日が来ることを疑いません。

#83 チャック先生

少年たちにも礼儀正しく、ユーモアを持って接したチャック先生は古き良き時代の教育者でした。47年間の教師生活を通じて若い人達が、よりよき人生に向かう手伝に、一生をかけたハワイの一人の高校教師のお話です。

#82 海と波と一つ

白血病の宣告を受けた幸さんこと玉野幸也さん。長年のサーファーです。ニューヨークで寿司シェフとして築いたキャリアを振り返り、本当に好きな事をするために思い切って居を移します。海と波と一つになるサーファー達に最高のサーフボードを届けたい、闘病後、こだわりと職人芸で自分の人生を選択する幸さんのストーリーです。

#81 トラウマと成長

戦争体験、自然災害、事故、犯罪、虐待など、著しい苦痛や生命の恐怖を伴うトラウマを体験しても、トラウマ後のストレス障害に陥らない人がいます。むしろ、トラウマ経験が人間的成長を促すものとして、この現象を、心的外傷後人間性成長シンドローム」英語ではPost-traumatic Growth Syndrome(PTGS)と呼びます。ノースキャロライナ大学教授のリチャード・テデッシ教授とその研究チームが提唱している概念です。

#80 10% Happier

パニック発作は、脳内神経伝達物質間のバランスが崩れる事により、予期しない時、突然、呼困難、手足の震え、窒息感、めまい、嘔吐感などを経験する脳内ホルモンのバランスの崩れによる病気だそうです。売れっ子ニュースキャスターのダン・ハリスさんはテレビ放送中にパニック発作に襲われます。ハリスさんが辿った道は、自分の頭の中のおしゃべりに耳を傾けてみる事でした。

#79 亜麻色の髪の乙女

サブスタンス・アビューズの勉強を続けていて、ハワイで多くの素晴らしい人達に会う事ができました。それは、けっして名声がある、素敵なbeachハウスがある、ユニークな事をしているという意味の素晴らしさではありません。ほとんどが名もない人びとで、問題を抱えた普通の人びとです。素晴らしさはその人達一人一人が苦しんでいる事。でも、その苦しみを乗り越えて、人の苦しみにも心を開いている事。自分の苦しみも人の苦しみをも少しでも癒そうとしている姿の素晴らしさでした。

#78 ひび割れた水瓶

ひび割れのある水瓶は役立たずなのでしょうか。それとも、ひび割れがあっても、それが欠陥なのではなく、その水瓶にしかできないお仕事があるのでしょうか。完璧である水瓶は水をそのまま入れて運ぶ事は出来ても、こぼれた水によって道端の花を咲かせる事ができるわけではありません。

#77 観音様の手

観音様の正式名は観世音菩薩、または観自在菩薩というのだそうです。観音の「音」とは世の人の「苦しみの声」の事です。私や貴方が他人の苦しみを感じる時、知らずに相手に心を寄せる時、不愉快な事をされた相手を許す時、独りぼっちを感じている人へ電話やメールを送る時。知らないうちに観音様が登場して、私達もいっとき観音チームに参加するチャンスを与えてくださっているのかもしれません。

#76 フォーギブネス

英語の許すという言葉forgivenessの語源はラテン語で、「完全に与える」という意味があるそうです。

ひどい事をされた、それを受けた自分は被害者だと考える選択肢と、被害者という概念を存在させないという立場があるとする考え方があります。許しという完全に与える行為で得られるものは、被害者意識を超えた本当の意味の与える行為、自分への許しなのです。

#75 インナー・チャイルド

ヒプノセラピーで内面に残っていると考えられている小さな子に向き合うプロセスを「インナー・チャイルド・ワーク」と呼んでいます。インナーチャイルドは大人のあなたの体の中に閉じ込められている「内なる子供」です。体と年齢は大人になっても私達の中には小さなチャイルドが、大人になったはずの私達の行動に無意識に影響を与えているという考え方です。

#74 心のくせ

「なくて七癖」、心の癖も、自覚がない事が多いもの。習慣が癖になると、「それをしないではいられない」という状態に発展するようです。心の癖も同じです。自分の気持ちや心の動き、行動のパターンが見えてくると、気づかないうちに習慣となり心の癖となっていた事が、相手や自分の心をずいぶん狭めていたと気づくきっかけになるかもしれません。

#73 僕が生まれてごめんなさい

「僕が生まれてごめんなさい」15歳で逝った重度の脳性麻痺の少年康文君がお母さんに残した詩の言葉です。手足も言語も不自由で、目をつぶる事と舌を出す事だけ。施設の先生に助けてもらいながら何か月もかけてやっと書き上げた魂の詩は、母を涙させ、彼の詩にふれた多くの人を感動させました。

#72 ブレークスルー

飯田史彦(いいだふみひこ)さんという国立大学の経営学教授で経営戦略の専門家先生がいます。そのお仕事とはやや離れ「生きがい論」シリーズという著書の中で、「ブレークスルー思考」:人生変革のための現状突破法という思考方法を紹介しています。従来のマイナス思考、プラス思考では持続できなかった真の生きがいの思考法は、人生の与えられた試練は、自分が望んでプログラムしたものと考える思考法から来ています。

#71 牛追いの少年

有名な禅図「十牛図」は、禅の悟りの境地を野牛に見立て、牛を追って飼いならす過程が10の修行段階としてわかりやすく描たものです。禅の教えでは、この少年は私たち万人の事で、牛は求める仏性を表すそうです。仏教では悟りはどこか天国や極楽にあるのではなく、自分の中の皆に備わっている仏性にあると教えます。苦しみもだえる私達は多かれ少なかれ皆、牛追いをしている少年なのです。

#70 気づく自分、気づかれる自分

イタリアの心理学者ロベルト・アサジオリの提唱した心理学は、サイコシンセーシス(精神統合)と呼ばれています。自分の感情は、自分の一部であっても、全てではない、感情を経験している自分と、気づいている自分を少し離して考える事で、感情に翻弄される自分を客観視してみる事が出来ます。自分=感情ととらえ同一化している図から、一度飛び出してみる、脱してみる。感情、知性、体、直観、衝動などを客観視する事で、統合された自分にコントロールのパワーと取り戻す方法を紹介します。

#69 Kids Hurt Too Hawaii

「キッズ・ハート・ツー・ハワイ(子供だって傷ついている)」は、死別離別体験児童、里親や養護施設体験児童などのケア、子供たちを支える大人たちのトレーニングなどの活動を行う支援団体です。大人には言語があり、感情の表現という方法がありますが、子供たちは、小さければ小さいほど言語ではなく、行動や振る舞いで心の痛みを表現します。ヒロさんと奥さんのシンシアさんは、ハワイ文化を尊重し取り入れたプログラムを通じて、子供たちへの支援を続けています。

#68 夜霧のかなた

ユダヤ系オーストリア人で精神科医、心理学者のビクトール・フランクル博士はナチスドイツの強制収容所から奇跡的に生還し、「夜と霧(英語名:Man’s Search for Meaning)」を、一心理学者としての体験を発表しました。人間性を否定され、未来の全くない極限状況のただ中で、たとえ人間としてあり得ない極限の環境であっ「苦しみや死には意味がある」という結論に達します。

#67 ブルーゾーン

100歳を超えても健康で元気に長生きの「ブルーゾーン」に生活するセンテナリアン達から、何を学ぶ事ができるのでしょう? 彼らの健康長寿共通項は「体温の伝わる人間関係を持っている事」でした。食生活よりも、運動よりも、医療制度よりも、もっと大切だったのは、人と人との繋がり。今からでも始められる小さなブルーゾーンについて紹介します。

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