#9 質問を変えてみる
あるクライアントさんが、ため息をつきながら、こんな風に話してくれました。
「私ってどうしてこうなんでしょう」
このクライアントさんは、今まで4回の減量プランに挑戦して、
4回とも途中で挫折。
やる気持ち、痩せたい気持ちは十分あるし、
今度こそと思って、覚悟を決め、予定表を組んでやる、でも、
続かない。
1か月続いたこともあるし、一度は3か月近くできたこともありました。
「いつも、ダメなんです。続かないんです。」
「家族や親せきの事や仕事のことなんかは、やらなくちゃいけないから、
なんとかやるんですけど、自分の事となると意志が弱いっていうのか」
「私って、どうして、こうなんでしょう」とため息。
この質問―どうしてこうなんでしょう?
どうして・WHYの質問ですよね。
これは実は、怖~い質問です。
なぜかというと、答は
――だって、私は意志がもともと弱いから
――私は、能力(お金、時間、学歴、環境、経験)がないから。
または、
――今は、これができていないから、
――あれがまだだから、
――性格が、もともとこうだから、
――親譲りだから、
と言う風に、行き止まりアンサー、
つまり袋小路に行きついてしまう
行き止まりの質問だからです。
もし、こんな風な質問を自分にしているのに気が付いたら、
「あ、行き止まりの質問だ!」と自分でキャッチしてください。
そして、「どうして~なんだろう?」の質問を
「どうやったら、~になるんだろう?」と変えてみてください。
どうやったらは、HOWの質問です。
アイデアを自分に聞いてみる質問です。
例えば、
「どうして、直ぐ甘いものを食べちゃうんだろう」
は、
「どうやったら、直ぐ甘いものを食べないようにできるだろう?」
です。
「どうやったら、あまりものを食べないようにできるだろう?」
例えば、こんな答えが出てくるかもしれません。
「お買い物にいっても、甘いお菓子やケーキを買うのを減らそう(やめよう)」
「家の中に甘いものを置いておかないようにしよう」
「食べてもいいけど、いつもより半分に減らそう」
「甘いものが欲しい時は、3回に2回はお茶を飲もう」
HOWの質問、どうやったら・どうしたらの質問は、
アナタの行動を助けます。
出来る事、今から動けることを
自分で決める事ができるのです。
何かやりたいと思っている時、思っているだけでは、
「思考」で止まったままですね。
思う事は素敵です。
思ったら、次にしたいのは「どうやったら」という質問です。
アナタの中にたくさんアイデアがあるはずです。
ちょっと隠れて、アナタに発見してもらうのを
待っています。
自分に聞いてみるだけでそのアイデアが出てきます。
どうやったら、それができるだろう?
どうやったら?