#119 あなたは一つの庭です

「私を本当の名前で呼んでください」Please Call Me by My True Namesという詩が、怒りにまみれ凍りついていた私の心を、優しく溶かし扉を開かせてくれたことがありました。、行動する仏教を提唱し、難民救済、非暴力とマインドフルネスを広めている人権運動家の禅僧ティク・ナット・ハン師は、あなたは一つの庭だと教えます。この庭に帰って、庭を世話する方法を身につけて、初めて他の人の庭の手入れを手伝うことができますと。

ポッドキャストのリスト

#118 モップを持ったヒーロー

シリア内戦を逃れて難民となったアカッドさんは、今イギリスの病院で清掃員をしています。アカッドさんは、無事に安全な場所に逃げる事が出来なかった同胞たち、毎日直面しているコロナで苦しむ患者たち、その人達の声をつたえるためにソーシャルメディアで「声」を届けています。「自分にできる事」そして、一人でも多くの人の為になる事をする事。そういうことを思い出させてくれる人、ヒーローとはこんな人の事をいうのではないでしょうか。

#117 レジリエンス

レジリエンスとは、元々物理学でストレスを跳ね返し、弾力性、頑健性を描写する時に使われる概念ですが、困難や脅威に直面しても、それを跳ね返し、環境に適応できる治癒力という意味で精神面にも使われるようになってきました。同時多発テロで大切な人を失った子供達、チルドレン・オブ・ナインイレブンのお話です。

#116 二本の矢

生きとし生けるものは必ず苦楽がある、それは二本の矢を受けるようなものだ、と仏様が言ったそうです。一本目の矢とは、生きていると起こるあらゆる事象の事を指します。人生で飛んでくる矢は数限りがありません。仏様は二本目の矢、避ける事ができる矢があると言わました。何故ならそれは、自分の判断、反応だからです。 物事をどうとらえるかが貴方の価値を作るという考え方のお話です。

#114 Cherokee's Wisdom

Feeling anxiety and / or fear is the mind’s natural reaction to the unknown. These emotions act as an alarm just as pain acts as a warning sign of physical illness or imbalance. In order to boost the emotional immune system, it is important to grasp how our mind works with the negative emotions. I am sharing a Cherokee’s folk story so that we might better understand our own minds using a First Nation’s American wisdom

#115 不安の心と向き合う

不安感とは、実体があるものではなく、過去の経験や未来への心配などで、言葉にならないモヤモヤ感で感じる事が多いようです。形の無いものを感じるというのは意識の世界だけでなく無意識(潜在意識)の領域で感じている事が多いのです。それがモヤモヤとした感じとしてとらえられます。そのもやもやを意識上に持って来てやるという事が根拠の薄い不安感の防止につながります。

今日のお話は、 心理と催眠療法師の立場から、不安とどんなふうに付き合ったらよいか、ライフコーチの立場から、また自粛、在宅の日々をどう過ごしたらよいかを具体的方法をご紹介しながらお話ししたいと思います。

#114 チェロキー族の智慧

未知のものへの不安や恐怖は当然のことです。不安の心、怖れの心はちょうど体の肉体的痛みと同様、「警告」という大切な役割を果たします。不安や怖れの心をより深く理解するという事も心の免疫を高める大切な点です。今回の放送は、心のネガティブな部分に対応するという面から、アメリカ先住民族の智慧を伝えた民話をご紹介します。

#113 顔を撃たれた私

「苦しみは真実への案内役」という言葉を残したのは、アウシュビッツユダヤ人収容所を 生き延びたヴィクトール・フランクル博士です。アメリカのフロリダ州で顔を撃たれた女性と、終身刑を受けた犯罪者がその後、苦難と苦しみを経て、人間として交流するというお話です。

#112 スワン・ソング

生涯鳴かない白鳥は、死ぬ間際に一度だけ歌を歌うという言い伝えがあります。死に瀕した白鳥の歌は、最後であるだけに心を揺さぶるような美しい歌です。「スワン・ソング・プロジェクト」という名前のプログラムを始めたシンガーソングライターのベンさんは、ホスピスの患者さんとそれぞれのスワンソングを作ります。

#111 ホワイト封筒クリスマス

お金で、毎回、幸福を買う事は出来ないかもしれません、でもお金、時間、労力、また気遣い等

自分が持つものを自分や自分の家族以外とシェアする事は、いずれは自分を幸せにすること、

本当の幸福とは、「持つ」ということではなく、持つものをシェアする事、

白い封筒に毎年他人とシェアする事をクリスマス行事としたある家族のお話です。

#109 プリズンヨガ

ハワイの刑務所や鑑別所でヨガのクラスがはじまったのは25年前。暴力、自己嫌悪、猜疑心、鬱、だまし合い、周りが悪い相手が悪いと思い込んで生きてきた人生に、そんな人生を変える事ができという選択肢を示してくれたヨガという不思議なもの。刑務所でヨガを教え続けるルー先生のお話です。

#108 鎮魂

古代インドでは人生の理想的区分を住期(ヒンズー教でアーシュラマ)という言葉で表しました。人生最後の住期は「遊行期」とよばれ、思うままに遊行して、人の言葉に耳を傾け、人生の智慧を授ける住期と考えられました。長野に住む一人のご老人が、自転車に乗って日本全国を巡り、この遊行をします。戦友の霊を慰める鎮魂を果たした原野亀三郎さんのお話です。

#107 常泣菩薩

菩薩が観音様になる前の修行時代、常泣(じょうきゅう)菩薩と呼ばれていたそうです。

文字通りいつも泣いている菩薩さんでした。しかし、観音菩薩はこの修行を終えると泣いてばかりいるのを止めたそうです。悲しみや苦しみに寄り添うだけでなく、その修行を乗り越える事で慈悲の菩薩に変化しました。勇気を与えてくれた2人のアメリカ人のお話を通じて、慈悲という事について考えます。

#106 ゴーストボーイ

「閉じ込み症候群」という脳疾患による重病にかかったマーティンさんは、12歳から25歳まで自分の体に意識を閉じ込められるという生き地獄のような体験をします。瞳とまぶた以外の運動神経を全て奪われ、鮮明な意識を持ちながら植物人間とみなされた少年が、家族や介護師、セラピスト、そしてコンピュタとインタネットの力によって、人生を取り戻すというお話です。

#105 片足のシンディさん

戦場で足を失い、心の一部を遠い国アフガニスタンに残してきてしまったシンディさんは、深い苦しみの後、今ではいるだけで周りの人がついニコニコしたくなるような強さと明るさを持った人になりました。Warrior at Ease(心安らかな戦士)というトラウマ癒しのベースの椅子ヨガプログラムを通じ、シンディさんに何が起こったかを聞いてください。

#104 退行療法

 

ハワイの催眠療法師の高木和代さんとのインタビュー第二回目。催眠療法の中でも退行療法と呼ばれる、特に過去世に戻るという設定で行われる心理療法。リラックスして、フォーカスした状態から、自分の潜在意識にアクセスして、思考や記憶や智慧や学びなどを、引き出していくプロセスについてのお話です。

#103 奇跡の脳

ハーバード大学の脳科学者ジル・ボルト・テイラー博士は、左脳側の脳卒中を起こし、右脳の機能だけで過ごすという体験をします。脳科学者が脳を内側から体験したことによって、世界とつながる右脳と個を守る左脳のバランスの大切さに気付くというお話です。

#102 悲嘆療法

催眠療法は心理療法の一つですが、その中でも特に興味深い二つの療法があります。

「悲嘆療法」と「退行療法」と呼ばれる方法です。今回の放送では「悲嘆療法」について、

ハワイの催眠療法師、高木和代さんをゲストにお迎えしました。亡くなった方と潜在意識でコミュニケーションをするというユニークな催眠方法です。

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